ちゅ・・・くちゅっ・・・・じゅぷ・・・・

かたちの綺麗な唇に自分のものが咥えられ、柔らかい舌が絡み、吸い付き、唾液をこぼす。

いったん離れて甘やかな息をつき、横の袋を代わるがわる含んでは、吸う。

上手ぇな、コイツ。

このいつも小煩い口に、突っ込んでやったら面白そうだとしか思っていなかったのだが、とんでもなく上手い。うっかりするともっていかれそうだ。

飛針のあんちゃんなら、頼みゃ、いつだってしてもらえんだろな。

ちょっと羨ましいかも・・・・

そう思ったところで、花月が奥深くまで咥え込み、喉奥から唇まで、全部を使って吸い付いてきた。

「うゎ、待てってオイ」

「んん〜♪」

花月は、吐き出されたものをそのまま口で受け止めた。それからベッドサイドに手を伸ばすと、ティッシュボックスから数枚を掴み出して、そこへ吐き出す。

紅い唇から白い粘液が糸を引くのは、たまらない見ものだった。

「ここまでやったんなら飲めよなー」

それでも、とにかく言いがかりをつけないと気が済まない蛮に、花月はもう一枚ティッシュを出して、これ見よがしに唇をぬぐって見せた。

「嫌ですよ気持ち悪い」

即座に言い返されたのがムカついて、蛮は花月の細い足首を掴み上げた。

「コノヤロ。んじゃ、下から飲ませてやる」

「うゎ・・・」

白い脚の間で、蛮にさわられたせいか、それとも咥えていて感じてしまったのか、花月の雄が存在を主張し始めている。そして、その奥で、先ほど蛮の指を咥えた場所が、ひくりひくりと震えていた。

蛮は、イヤらしい眺めにニヤリと口元を歪めた。

暴れる脚を、自慢の握力で掴み締めて押さえ込む。腿に喰い込んだ指が、きゅう、と押し戻されるような弾力が気持ちイイ。

「嫌ですったら、美堂君っ・・・」

「何が嫌だよバーカ、ココこんなになってんぜ」

もう一度そこに指を突っ込むと、熱い粘膜が、淫らに絡みついてきた。

わざと乱暴にかき回し、指を増やして締め付ける入り口を、無理やりにこじ開ける。

「や、ゃん・・・・」

「イイ声で啼きやがんなーおい」

甘ったるいハスキーヴォイスは、こんな風に出されると直に腰にクる。

もっといじめてからにしたかったが、さっき出したばかりのモノが、早くも切羽詰ってきたので、蛮は早々にいただくことに決めた。

指を引き抜いたところに、自慢のモノを押し当てる。

「ちょ、美堂君っ、ゴムしてくださいっ」

慌てた花月が懸命に肩を押し返そうとするが、腕力勝負では話にならない。

「やだね」

にっ、と笑った蛮が、腰に力を入れると、花月の胸が、びくんと跳ね上がった。

「やだ、やめ・・・んはぁ」

うわ、きっつ。

蛮としては、だいぶ慣らしてやったつもりだったのだが、まだ足りなかったらしい。

眦に涙を溜めて、必死にこらえる花月の表情に、少しだけ罪悪感がわいた。

「大丈夫だって、ヘンな病気持ってねーから」

紅く染まった耳元に優しく囁いてやると、震える声が、せいいっぱいの虚勢を張る。

「病気のほうが、逃げていきそうですよね・・・」

潤んだ瞳に睨まれて、蛮の熱が上がる。

「どっちかってーとオマエの方が危ねーんじゃねーの」

「貴方と、いっしょに、しないでください。入院したとき、その辺も全部けんさ・・・っ、や、ああっ・・・・」

四の五の言う口から、甘い悲鳴がほとばしる。

花月の腰を掴み上げるようにして、蛮は好き放題に腰を打ちつけた。

女のように濡れるわけでもない場所が、それでもぐちぐちといやらしい音を立てて、蛮をきつく咥え込む。

「うぉ、イイな、オマエ」

「んぁ、あ、やぁん・・・・・」

花月の腰も自然に浮き、快を求めるように淫らに揺らめいた。

「可愛いトコあるよな、カヅっちゃん」

相棒の真似をして愛称を呼んでやると、細い首が激しく打ち振るわれて、そこがさらにきゅうっと締まる。よほど嫌だったらしい。

「んん、やぁ・・・」

「オイコラ締めんなって・・・クッ」

こらえる間もなくキツイ肉の中で吐き出し、蛮は内心「もったいねー」と呟いた。

もちろん、口には出さない。

「サイテー、ほんとに中で出した・・・」

くちゅり、と楔を抜き出され、蛮から逃れるように身を返した花月の、敬語も忘れた物言いに、蛮は機嫌よく笑って煙草に火をつける。

「てめーが締めっからだろ。ホント、イイケツしてんなー」

うつ伏せになったせいで、形のいいヒップが良く見える。

後ろから見れば、長い黒髪が絡むその肢体は、極上の美女にしか見えない。

そんで、ナカも極上。

深く吸い込んだ煙を吐き出すと、蛮はそこに手を伸ばした。

きめの細かい肌が手のひらに吸い付き、ちょっと夢見心地になる。

「下品・・・」

それを打ち破る低い声に、思わず指に力が入った。

「んだとコラ。」

蛮はそのまま脚の付け根を掴んで引き上げ、腰だけを突き上げたかたちを取らせる。触り心地のいい双丘をぐいと開かせて、さっき吸った精を、わずかにこぼしている場所に、力を取り戻したものを押し当てる。

「なっ・・・もうですか！？ちょっ、待っ・・・このオスガキ、サカり過ぎ・・・っ」

口で言う割には、花月はそう抵抗もせずに大人しく貫かれた。

初めよりもだいぶ柔らかくなった場所が蛮を迎え入れ、くんっ、という音が喉から洩れる。

「んじゃ、こんなカッコのてめーはメスイヌか？いーねぇ、ビッチ」

「切っちゃいますよソレ・・・っ、ぁん・・・」

再び始まった律動に、花月の腰ががくがくと揺れる。

「あ、は、はぁん・・・・」

掴まれたシーツにきつく皺が寄り、白い背中が妖しくうねるのを見ながら、蛮は煙草を枕元の灰皿に押し付けた。

そして、差し出された体に没頭することにした。

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