ハロウィンにゃんこ ２
旦那様たち大人の難しいお話は、夜中までかかりました。
でもでも、自分のテリトリーでゆっくりお話して、結構巧いこといったかな、って、旦那様のご機嫌は悪くありません。
ざっくりと後片づけして寝室に戻れば、奥様はにゃんこのまんま。
これもこれで、ゴキゲンです。
「何だ、風呂に入らなかったのか」
「あ、忘れてた」
シンが寝ちゃってたからなー
って奥様言ってますけど、お客さんがいるところで、うっかりハダカでうろうろされてもイヤなので、旦那様的にはオッケーです。
にゃんこですしね。
たまにはこういうのも、いいしね！
「プレゼントか・・・」
テーブルにぶちまけられたオブちゃんグッズも、まあ今日は大目に見ましょう。
お菓子の包み紙の下に、キラからのメモリーディスクが入り込んじゃってたのは、アスランさんには幸いでした。
「うん。それで、な」
ベッドの上の黒にゃんこ。
ぱこんと大きな箱開けて。
「ラクスから、こんなものをもらったんだが・・・・」
箱から出てきたのは、今着てるのとは、ちょっぴ違う黒にゃんこアタッチメント。
お耳にお手手、ふこふこアンヨ。丈の短いタンクトップとおパンツっぽい布地の下から伸びてるのは、どう見てもおしっぽです。
ていうか、おパンツですね。
エロいですねｖ
アスランさんが今着てるのは、旦那様の選んできた、あちこちに短いふこふこな毛と、すらりと長いふこふこおしっぽ、ピンピンお耳をあしらった、全身を覆うにゃんこスーツです。
これはこれで色っぽいんですが、やっぱり、それ用にはエロさで敵いません。
「お前、この黒猫の衣装くれただろ？だったら、こういうのは好きか？」
どう見ても、夜の衣装なそれに、旦那様は頭を抱えます。
一応ね、旦那様だって、歌姫に夢を持ってた頃だってあったんですよ。
今だって、今だって・・・・ああうん、こんなもんかも。
旦那様、さっくり諦めました。
「・・・あのピンク頭と趣味が合うのは業腹だがな」
「一応議長だぞ」
「やかましいわ」
いらん突っ込みに突っ込み返し、旦那様、重々しく言いました。
「わりと、好きかもしれん」
ヘンに飾りのない、シンプルなデザインは、まあ、ホントにいい趣味です。
シンプルなのにこれ、脳波で動くネコミミじゃないか。
しかも、このしっぽ・・・
「よーしｖじゃあつけてみるかｖｖ」
旦那様受けが良かったので、ちょっぴご機嫌な奥様。
こういうプレイは大好きですよ。
ざっくり、旦那様にもらったにゃんこスーツ脱いじゃって。
今度は、ピンク議長にもらったネコミミつけて、乳首の形までわかっちゃう、うっすいぴったりタンクトップ着て。
それから、おパンツに長いアンヨを通してから。
「イザーク、つけて」
「・・・・・・」
くい、とにゃんこスタイルでお尻を上げて、お顔だけを旦那様に向けて。
奥様、お尻を振って、早く早く、って。
ながーいにゃんこのおしっぽは、ちゃんと固定しないと情けなーくなっちゃいます。
イザークが買ってきたやつは、超軽量素材でキレイなぴんぴんおしっぽにしてたんですが。
これは。
膝まで通したパンツの外には、真っ黒ふわふわ、立派なおしっぽ。
そうしてその内側には、真っ黒つやつや、立派な・・・旦那様には劣るけど、それでも立派なナニのかたち。
夜用ですね。
ばっちり！夜用ですね！
「このまんま突っ込めと」
旦那様がヤケクソで言うと、
「さすがにちょっと痛いだろ」
奥様、けろりと答えます。
旦那様、このまんま突っ込んで泣かせてやりたくなりましたが。
まあ、ここはガマンですね。
後でもっとちゃんと、泣かせてあげましょう。
まあまずは、奥様のソコを舐めてあげて。
つぷん、と指を突っ込んで、中の様子を確かめてから引っこ抜いて。
ホントは奥様に舐めさせたいんだけど、おパンツにくっついちゃってるから無理なので、とろんとローションかけてあげたおしっぽの先を、早く早くと差し出された、お尻の中に、ぬるん。
「ん・・・っ」
カンタンに入っちゃったけど、指よりずっと大きいですから。
ぴくん、とお尻をお跳ねさせて、アスランさんは気持ちよさそう。
「簡単に入ったな」
「誰のせいだよ・・・」
そんなの、昨日も可愛がってあげた旦那様のせいに決まってます。
立派な立派なぴんぴんおしっぽ、ゆらりと揺らした黒にゃんこ。
黒いお耳も、ぴっくんぴくんとあちこち向いて、感じちゃってるのわかります。
何よりうるうる潤んだ緑の瞳が、にゃーん、って感じで旦那様を映していて。
とってもとっても可愛いです。
本物のにゃんこにするみたいに、するり、と喉を撫でてやると、本物のにゃんこみたいに、目を細めてお耳を伏せるアスランさん。
たぶん、力が入っちゃったんですね。
おしっぽだって、ゆるん、と揺れます。
「まるで、本物の猫だな」
「ライオンかも知れないぞ・・・？」
どっちかってと黒豹ですね。
それにしちゃ、肉球ブーツと肉球手袋が可愛いんですけどね！
しかも！このにゃんこスーツには。
リモコンが付いてるんですよ！
箱から出したリモコンを手にして、説明書をちらりと見た旦那様。
わっくわく、って感じの奥様の視線に、とりあえず、まずスイッチを入れてみます。
「あ・・・・」
ぱったん、ぱったん。
リモコンの、「ぱたぱた１」のランプがピカンとついて、ごきげんにゃんこがするように、黒いおしっぽが、ぱったんぱったん、左右に揺れて、ぱったんぱったん、シーツを叩きます。
「良くできているな。重力制御まで入っているのか」
「ん・・っ、ちょ、これ」
旦那様は感心して、奥様はもじもじです。
だって、おしっぽがぱたぱたすれば、その根っこの方は、当然それに沿ってくりくり動いちゃいますから。
奥様の感度の良いお尻は、いい感じに感じちゃうんです。
「いいのか？」
「やん！」
くい、とおしっぽ掴まると、ホントのにゃんこみたいにイヤイヤするアスランさん。
掴まれちゃうと、今度はそこが支点になっちゃって、おしっぽを動かすエネルギーが、今度はナカに行っちゃうんですよ！
くすくす笑った旦那様。
ぴくぴくおしっぽ離してあげて。
今度は、スイッチ切り替えます。
「あんん・・・」
「ぱたぱた２」は、おしっぽぱたぱた倍速バージョンみたいですね。
ぱたんぱたんぱたんぱたん。
黒いおしっぽ動くたび、奥様のお尻も動きます。
「ぶんぶん１」と「ぶんぶん２」は・・・だいたいわかったので、いきなり２にしてみます。
「あんっ！」
ぶんぶんぶん。
ゴーカイに揺れるおしっぽに、奥様にゃんこも可愛く鳴きます。
さて。
最後に残った、「ぴーん！」って、何でしょう？
これだけ、３までありますね。
これだけ、「ぱたぱた」「ぶんぶん」と、併用できるみたいですね。
試しに、「ぴーん！１」を押してみると。
「あ、ああん・・・・」
ああ。
長いおしっぽ、ぴーん！となって。
今までうねうね動いていた、根本のあたりがぶるぶるしてます。
普通に、バイブレーターですね。
でも、普通より、楽しいですね！
「イザーク・・・これ・・・・・・」
「ああ、良いものをもらったな」
超満足な旦那様を、奥様、うるうるお目目で見上げちゃって。
「イザークにプレゼントみたいじゃないか・・・・」
そう、ぼやくんですけど。
「良くないのか？キサマは」
そう言われちゃったらね！
「いいけど・・・・ぉ」
超正直なアスランさん。ふるふるお尻をゆるん、と揺らして。
ああ、ホントにイイんですね！
「なら、キサマへのプレゼントで正解だろう」
うんうん、ってする旦那様に、奥様ちょっぴむーむーです。
「だって、自分じゃ見えないしぃ」
「なら、そうだ」
旦那様、サイドテーブルに置いてあった、アスランさんの高画質高感度カメラ（マイクも高感度！）をひょいと取って。
それを、奥様にゃんこがよーく見えるところに置いちゃって。
「撮ってやるから、後で見ろ」
「やっ、それって・・・あん！」
まずは、「ぱたぱた１」からです。
全バージョン撮ってあげましょう。
もちろん、ダビングはしますけどね！
あと１週間もしたら、旦那様はまた、長いお仕事です。
丁度良いお供ができましたｖ
「あ、あ、あああん・・・！」
おもちゃで散々感じさせられちゃったアスランさん。
でも、ホントはやっぱり旦那様が欲しいアスランさんが、黒豹に変身しちゃって。
旦那様を、えいとばかりに襲っちゃったのは、「ぶんぶん２」に、「ぴーん！」１を併用されちゃったトコでしたｖ